色はレモン、味はオレンジ、柑橘の良いとこどりフルーツ湘南ゴールド。
かなかな手に入らないので幻のオレンジと言われています。
春の小田原は柑橘天国。今が収穫時期のものだけでも8種あります。
ここで、小田原の柑橘劇場。
爽やかな柑橘と、甘い柑橘をを分かりやすく並べてみました。
湘南ゴールドはちょうど真ん中。絶妙な甘みと酸味。
形は小ぶりながら期待の大型新人なんです。
1個、都内の百貨店で200円。1個。
神奈川県が12年かけて開発した新感覚オレンジ。
ほとばしる爽やかな香り。
つくったのは鎧塚シェフ。
「柑橘は甘いだけじゃダメ、適度な酸味が必要。湘南ゴールドは今、ファンが増えている。」
小粒ながら味は濃厚。
この畑には50本の湘南ゴールド。
今、収穫の時期。
湘南ゴールドは実の付き方に特徴が。
鈴なりになる。ぶどうのように。
一気に収穫の時期を迎えるので、収穫のスピードが大事。
表面がデリケートなので、丁寧に。
1本の樹を収穫するのに3時間くらいかかる。
下から見るとたわわな実。
でも違う角度（上）から見ると…、実が見えない。
敢えてこう剪定している。
湘南ゴールドは直射日光に弱い。
シミになったり、皮が分厚くなってしっまったりする。
なので、日傘のような剪定をしている。
樹の内側の実のほうが美しい。
箱入り娘。
もぎたても美味しいけど、ここはもっと湘南ゴールドの味を引き出すための建物。貯蔵庫。各農家にある。
酸味を抑えて甘味を引き出すためにひと手間かける。
木箱に顔が見えるように並べる。
日焼けをしてしまったり、果実どうしがこすれあった傷の果実は別で加工品用に。（湘南ゴールドビールに使っているのはこういった果実です）
新聞紙を被せて、水分をスプレー。
果汁が逃げないように蓋をする。
湿度が高めに保たれた部屋に。
木箱1枚10Kg。
下が湿度高く上が低い。
なので、木箱を定期的に入れ替える。
この農家ではここで2か月くらい置いている。
酸味が下がって、甘味が強くなる。
生産者によって色々な熟成方法が工夫されている。
りんごと一緒に入れておいたり、こたつに入れておいたり。
目標とする味はパイナップル。
こちらでは湘南ゴールド温泉で熟成している。
35度まで冷ましたお湯にいれて10分間。
硫黄成分で殺菌効果も。虫がつかなくなる。果実の美肌効果も。
家庭でも。湘南ゴールドをお湯につける。
40度のお湯に10分。
蜜柑をストーブで焼くと甘味が強くなるような感じ？
そうですね。甘みが濃くなる。
地ビールも。湘南ゴールド。
香りが甘い！これ美味しい。
ビールの苦味の中にもピールの苦味が。
