元祖地ビール屋【サンクトガーレン】

一升瓶ビール、スイーツビールなど個性的なビールを仕掛ける厚木市の地ビール蔵。日本最老舗地ビール会社で、国際大会金賞常連ビールも多数。

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2011年03月23日(水)

XPAの仕込水はまっ子どうしの採水|はまっ子どうしの濁度はなぜ0ではなく、0.0000なのか?

今さっきスタッフが山梨県の道志川(どうしがわ)の採水から帰って来ました。

この水はYOKOHAMA XPAの仕込に使う水で、横浜市の水道源水でもあります。通称「はまっ子どうし」。

スタッフNが山梨県の道志川から採水から帰って来ました。XPAの仕込に使う水で、横浜市の水道の源水でもあります。通称はまっこどうし。
   採水は58L樽に、空気に触れないように行います(空気に触れるとNG)


はまっ子どうしの最大の特徴は、濁度0.0000という驚異の透明度。(通常の水道水なら0.1以下)

その驚異的透明度がゆえに、大航海時代に「赤道を超えても腐らないゴールデンウォーター」と世界の船乗りに絶賛されたのだとか。(冷蔵設備の無い船の中に不純物の多い水を置いておくと、腐敗したり、藻が発生します)


ところで、なぜ濁度表記0でなく
0.0000なのか?


0と0.0000は一見同じに見えますが、実は大きく違います。
 
簡単に言うと0.1は“ほぼ0”な訳です。四捨五入すれば、0.4だって0。


例えばノンアルコールビール。
 
キリンフリー(0.00%)が発売されるまで、ノンアルコールビールは0.1%程度の微量のアルコールを含んでいました。そのため、理論上ノンアルコールでもたくさん飲めば酔っぱらう可能性があったのです。
 
ところがキリンフリーはアルコールを生成しない製法で造られているとのことなので、さらに細かく示すと0.0000000・・・・∞ 以下省略。という感じになる訳です。

0なら0でシンプルな表記で良いのでは?と思うのですが、
そこには厳密に表記しなければならない理由があるのです。
 
 
ちなみに「はまっ子どうし」の0.0000以下はどうなっているのか?
0.00001なのか、0.000000・・・・∞なのか?
実はそれが不明なのです。

なぜなら、0.0000が濁度メーターの計測の限界なのです(笑)
はまっ子どうしの濁度計測器(採水所にある現物)はまっ子どうしの濁度計測器(採水所にある現物)

2011/03/23 14:43 | ビール工場の毎日

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