元祖地ビール屋【サンクトガーレン】

一升瓶ビール、スイーツビールなど個性的なビールを仕掛ける厚木市の地ビール蔵。日本最老舗地ビール会社で、国際大会金賞常連ビールも多数。

「志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所側の蕎麦の蕎麦エール」発売

【完売御礼】2014年エイプリルフール限定ビールのボトル販売分は完売となりました
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サンクトガーレンは2014年4月1日(火)に、新商品「志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所側の蕎麦の蕎麦エール(しぶしししぶしちょうしぶしのしぶししやくしょしぶしししょそばのそばのそばエール)」を発売します。販売は4月1日限定。3000本に達した場合はその時点で販売終了となります。
 
志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所側の蕎麦の蕎麦エール

■ 商品概要

商品名 志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所側の蕎麦の蕎麦エール
内容量 330ml
原材料 麦芽,ホップ,蕎麦
アルコール度 5%
賞味期限 90日(要冷蔵)
スタイル ハーブ・スパイスエール
使用麦芽
ペールエール、クリスタル
使用ホップ デルタ
IBU 33
初期比重 1.046
SRM 7.5
この商品は日本の酒税法でビールの原料として認められていない「蕎麦」を使用しているため、 ビールと表記することができません。麦芽率は高いため、税率はビールと同じです。

ゲシュタルト崩壊寸前のビール発売

このビールは鹿児島県に実在する“志布志市志布志町志布志(しぶしししぶしちょうしぶし)”にある“志布志市役所志布志支所(しぶししやくしょしぶしししょ)”の側(そば)で栽培された蕎麦の実を副原料に使った蕎麦ビールです。▶志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所をGoogleMAPで表示
志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所の看板

どうしてこうなった!?

665年天智天皇がこの地に滞在したとき、
この地の主人の妻と召使いがともに布を織り上げて献上した。
「上からも下からも志として布を献じたことは誠に志布志である」と礼を述べ、
以来この地が“志布志”と呼ばれるように。
もともと志布志支所は志布志町役場で曽於郡志布志町志布志にありました。
2006年の市町村合併で志布志市が誕生し
志布志町役場の住所が志布志市志布志町志布志に。
その時に志布志町役場が
志布志市役所の志布志市役所の志布志支所と定められます。
志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所”の誕生。

九州の蕎麦

蕎麦は寒い地域で栽培されるイメージがありますが、実は九州でも広く栽培されています。
2013年の鹿児島県の蕎麦生産量は全国で7位でした。

志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所の地図
蕎麦の栽培風景
蕎麦は栽培する場所の気候や土壌の状態によって種まきから収穫の期間が大きく変わります。寒い地域では種まきから栽培期間が長くなり年に1回しか収穫できませんが、九州では暖かいため栽培期間が短く年に2回収穫が出来ます。

寒い地域は4~5月に種をまき7~8月に収穫するのが一般的なのに対し、志布志では8~9月に種をまき11~12月に収穫する「秋そば」と、3月下旬に種をまき6月の梅雨入り前に収穫する「夏そば」の栽培が行われています。特に“日本一早い蕎麦”を目指して夏そばに力を入れており、12月31日大晦日には「年越しそば」、6月30日晦日には「夏越しそば」と銘打ったイベントを展開しています。

今回ビールに使ったのは「さちいずみ」という蕎麦で、2010年に品種登録されたばかりの香りの良い品種です。

 

蕎麦ビールの制作現場

今回の醸造に使用したのは30㎏の蕎麦。全体の麦芽量の12%にあたります。通常、副原料は醸造の後半工程で投入することが多いのですが、今回は醸造の1番最初の段階で投入。麦芽の一部を蕎麦に置き換えたような使い方をしました。

蕎麦の実は三角稜形をしています。砕いた外側の固い殻が蕎麦殻、中がいわゆる蕎麦粉です。砕いた麦芽と、蕎麦の実はお湯と合わせて麦汁を作ります。この段階ではまだアルコールの入っていない甘いジュースのようです。このビール麦汁は、麦の甘さに加え、そば湯を思わせる香りと、味わいがありました。

蕎麦の味わいを活かすため、ホップはシンプルに1種類。ビタリング(苦味付け)もアロマ(香り付け)“デルタ"を使っています。飲み口は軽快なエールビール。後味に蕎麦の香ばしさが余韻を残します。
お蕎麦はもちろん、和食全般との相性が良いビールです。
蕎麦ビール制作風景
手前が蕎麦、奥が麦芽。総重量は250kg。蕎麦は実のまま工場に運び、工場で挽きたてのものを使用。挽きたての蕎麦。黒いのが蕎麦殻で、白いのが蕎麦粉。仕込み中は蕎麦の良い香りが工場に広がりました。少し赤味がかった麦汁からは、そば湯のような香りと味わいが。

美食の国フランスにもある蕎麦ビール

「ソバ」は日本独特の作物というイメージがありますが、アジアをはじめヨーロッパでも栽培されているグローバルな作物です。
 

特にフランスブルターニュ地方ではアンヌ女公が蕎麦栽培を無税として奨励したため、この地方で盛んに栽培されるようになり、蕎麦が身近な食材となっていきます。
日本でもお馴染の蕎麦粉で作るクレープ「ガレット」を提供するクレープリーはカフェよりも数が多いといいます。そんなブルターニュには地元の蕎麦を使った“そばビール”もあり、ガレットと一緒に楽しまれています。

蕎麦と麦の関係

古代日本ではそばのことを「黒麦」と呼びました。

一般的に五穀は米・麦・粟・豆とキビまたは稗が五穀とされています。しかし、稲作が不適な寒冷地などでは米の代わりに蕎麦が入れられたようです。蕎麦は米を作ることのできない寒冷地や痩せた土地でも栽培することが出来たためです。

植物学的に見ると、穀物はイネ科(単子葉類)であるのに対して、ソバはタデ科(双子葉類)なので全く別のものです。でも蕎麦は麺・パン・クレープ・シリアルなど、ビールに主原料である麦と同じような使い方が出来ます。そのため、麦と蕎麦は決して異色な組み合わせではないのです。

このビールは2014年4月1日を記念した“一見嘘のようで、嘘は一切無い”本気商品です。
●ネットショップでの販売は4月1日23時59分59秒までの1日限定です。
●3000本限定製造のため、それが売り切れた場合は販売時間内でも販売終了となります。
●次の醸造計画はなく、2度と飲めないかもしれないビールです。
まつぼっく

松ぼっくりで玉入れ!?

県立志布志高等学校の体育祭では、玉入れに同校の象徴である松ぼっくりを使用します。下でカゴを支える人はヘルメットの装着必須。
これもまた嘘のような実話です。

蕎麦ビール、樽生で飲めます
4月5日(土)・6日(日)代々木公園で開催されるアウトドアデイジャパンでこのビールの樽生がお飲み頂けます。10~17時(雨天決行)入場無料/代々木公園(渋谷区神南2-3)/イベント広場・野外ステージ・けやき並木他 
アウトドアデイジャパン イベント詳細

これまでサンクトガーレンが4月1日に販売してきたビールの数々

■2010年4月1日「とりあえずビール」発売

お酒を嗜む日本人なら恐らく誰もが1回は注文したことがあるビールブランド。その評判は広く海外にも及び「日本で1番売れているビールは“TORIAEZU Beer”」という噂があるとか、ないとか。
その「とりあえずビール」を2010年4月1日の24時間限定で本当に販売しました。
詳細はこちら
■2011年4月1日 類似商品のご注意

当社商品「に酷似したビールが発見され、それを購入すると売上の40%が東日本大震災の被災地に寄付されることが発覚。
実際には「ALE(エール/上面発酵ビールの総称)」と「YELL(エール/声援)」を掛け、既存商品に酷似させたチャリティービールの販売。約60万円を日本赤十字に寄付しました。
詳細はこちら
■2012年4月1日 ノンアルコールビール
「月極駐車場」発売


飲酒運転撲滅のため、日本の駐車場業界の最大手、月極グループとタイアップしたノンアルコールビール「月極駐車場」を発売しました。
現在、日本でノンアルコールビールの製造には“もろみ”免許が必要。この1日のためだけに、免許を取得しました。
詳細はこちら
■2013年4月1日 象の糞がつくるコーヒー
“ブラックアイボリー”を使った「うん、この黒」


ゾウの排泄物からつくる世界最高級のコーヒー“ブラックアイボリー”を副原料に使用した黒ビール「うん、この黒」を発売。
日本国内のほか、数々の海外ニュースでも話題になりました。
詳細はこちら

どうぞ、素敵な4月1日を!


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